て~ぶる7号 ( 2002.10.17 )
ふくろう てーぶる題字 No.7
住民が主役のまちづくりを子ども・健康・環境を中心に進める
<とよはし市民会議>発行
〒440-8501 豊橋市今橋1 豊橋市役所7階
焼却炉に注目! 稼動開始5か月間を点検
Q: ごみ量と焼却処理の現状は?
A: 昨年よりやや増加傾向。焼却は4月以降計画通りに安定処理を行ってきている。
ガス化溶融炉実機稼動初年度。どんなささいな問題でも見逃さず、実測値から検証することが必要と考えます。
Q: ごみエネルギーの余熱利用は?
A: 資源化センター内の利用などに活用。市民が広くエネルギー利用できる施設計画を検討中。
Q: 灯油が大量に使われているのは?
A: ごみ発熱量はごみ質や性状による変化が大きい。運転開始時点から予定量の熱回収ができず、灯油の助燃、発電低下、買い電の状況。(費用は三井造船の負担)
Q: 最終処分場の延命は?
A: 今まで埋め立てていたし尿汚泥を焼却しているので、その分は軽減となっている。
Q: ごみ1/200減容の実績は?
A: パンフレットに書いてあるのは、ごみ400t(2,000㎥)に脱塩残渣10t(10㎥)埋立ての計画。飛灰の全量スラグ化の見直しで埋立量は増加。
※とよはし市民会議では、資源化センター焼却炉建設までの議論、ガス化炉のモンダイテン、運転状況資料などをまとめ、「豊橋炉は次世代型?」を発行。ご希望の方にお届けします。(南栄ふれあいセンター 0532-48-1203)
設楽ダム建設計画推進 問題あり!  協働のための課題 その2


設楽ダム建設事業は、まだ環境アセスメントも行われていない段階で事業推進が叫ばれています。ごみは大型焼却炉で、水はダムで解決と慣らされ、物言わぬ市民へのツケは税金に。しかも子や孫の時代へ環境破壊まで残す「ダム」計画に反対を!

「ダム」を水源山村問題の隠みのにするな

 「以前の大渇水を機に、井戸を掘った農家が多い」「60%節水でも水がいらなくなってからだったので平気」「農業やる人が減った上に節水型農業もすすんできたしな~」「設楽ダム計画から30年。完成までこれからまた30年。水問題も様変わりしたものだ」
 今年は酷暑にもかかわらず特に不自由なく水の恵みを受けました。昨年に続く恵みの雨で渇水も免れました。節水と雨水利用の努力なしでの<ダム頼み>は、ダムの水ではなくて、ダム建設=大型公共事業のため、上流山村が犠牲になるのです。上流山村問題を私たちは、ダム計画の有無を問わず、真剣に考える時です。

ダム建設30年:費用は2,000億円以上?

 150年に1回の洪水対策を30~40年に1回の対策に変更し、設楽ダムの治水分を1/6に縮小(?)。ここにもダム建設のみで洪水対策を進める問題がある。

豊川流域10市町会議で一斉に横並びの意見書が!

 9月17日豊橋市議会を皮切りに、渥美、田原、赤羽根、豊川、小坂井、御津、蒲郡、一宮、音羽の3市7町の議会で「設楽ダム建設事業の推進についての意見書」が採択された。文面は豊橋とほぼ同じで、洪水の危険や、増大する水需要、河川の流水機能維持のために、ダムが必要との意見には問題点が多く、事実に反している。(→設楽市議会のみがこの「流れ」に棹さされたことを評価)

《参考資料》 県水受水量と費用
受水量/㎥ 受水費/円
昭45 2,759,895 162,957,795
昭50 11,799,990 247,799,790
昭55 12,500,036 285,140,548
昭60 16,885,242 1296,384,222
平1 20,215,113 1,385,770,804
平5 24,028,950 1,500,792,940
平10 25,598,536 1,545,836,204
平成13 25,982,036 1,733,155,375
この30年で、水量3.4倍、費用10倍に。設楽ダムの建設でさらに高くなる!ダムによる水源料金への上乗せが、今後の課題となってきます。平成13年度の県水依存割合は58.7%と、6割に近づきました。
住基ネット 何だかイヤ・・どうしたらいいの?
9月議会の質問&各地の情報を併せてお伝えします。
のりこ近影 プライバシー、個人情報、データ漏洩・・・は芸能人や省庁のことと思っていたら、とんでもない。私たち自身の問題となって現れたのが、8月5日の住基ネットでした。
 私たちの個人情報が初めて直接国とつながることになったのです!過去には国民総背番号制計画が国民の大反対で、実現せず。今回の住基ネットの問題点と疑問についてお答えします。


住基ネット最新情報 (市民課)
8月9月の電話問合せ 計289件
受け取り調査 計 72件
コード変更請求 計211件
Q: 「住基ネット」ってなんのこと?
A: 市町村が管理する住民基本台帳には、私たちの名前・生年月日・性別・住所の4情報があり、一定の条件下で公開されます。国民一人に11桁の番号、番号変更履歴を加えた6情報を、国で一括管理するのが、住民基本台帳ネットワークシステムです。
Q: お盆過ぎに届いた葉書に家族全員の名前それぞれに11桁の番号が付いてたわ。返す人もいるとか。一体何が問題なの?
A: 開始にあたり情報が不足。国は準備に400億円、維持に毎年200億円かけるが、国民には何らメリットはない。国民総背番号制への心配が増大。
Q: 新聞によると市長さんは、漏洩の恐れがあれば切断!とあちこちで説明されてるから、私たちは大丈夫ね。
A: そこが問題。市長さんが議会で答弁に立たれなかったのは、制度に問題があるからだと思います。確かに豊橋市の責任の範囲内では信頼できても、一旦送られた私たちの6情報の上に、今後どんな個人情報が上乗せされていくのか。今ある個人情報保護法は不備だらけです。
Q: 情報保護法が整備されれば、住基ネットは賛成?
A: それでも反対です。世界からも遅れが指摘されている日本の個人情報保護法は、住基ネットとは別に完備される必要があります。
Q: 今からでもできることは?
A: いろいろありますよ。来夏導入予定の住基カードを止めること。そのためには、何の断りもなく、勝手につけられた11桁の住民票コードを変換すること。
校区は今、おもしろい
 校区市民館土曜日午前開館となり、子どもたちの居場所がひとつ増えました。私たちの要望は子ども専任・専門員の配置です。地域に児童館がない豊橋で、ただあければよいと考えるなら行政の怠慢です。
 主事さんが子ども好きか、仕事が増えて困っているか、子どもは正直です。校区の<子ども大切度>がおのずと見えてくることでしょう。
 校区でまちづくり委員会を作ろう!と、楽しい提案も届き、具体化を検討中です。
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