て~ぶる5号 ( 2002.3.29 )
ふくろう てーぶる題字 No.5
住民が主役のまちづくりを子ども・健康・環境を中心に進める
<とよはし市民会議>発行
〒440-8501 豊橋市今橋1 豊橋市役所7階
産廃・処分場・焼却炉火災/週5日制
どれも待ったなし!市民の声はどこまで生かされるのか?残る課題は?

■配電盤火災原因不明で高まる溶融炉の謎

 ダイオキシン対策に続き、最終処分場の延命策に導入されてきた溶融が、維持管理費、安全面での問題が解決していないのに、国策として、技術過信で進められてきました。1月31日、試運転中の配電盤火災事故をチャンスと、原因究明が求められています。
 とよはし市民会議では、さらに半年、調査のため「試運転を継続」することを求めます。市民との約束である、安全・安心・安定を実現するための具体的な近道であると確信します。
■5日制の最大課題:土日の子どもの居場所

 地域で過ごす子どもたちのための公共施設が整備されていないまち・豊橋。既存施設をさらに開放し、子どもの自主性と社会性を地域で育むために、管理を任せるなど、思い切った対策を。

Q: 土曜日午前の市民館の開放の考えは?
A: 子ども専門員の配置の考えはないが、主事の勤務時間の配分を考える。
Q: 子ども好きな主事さんを公募制で!
A: 49校区市民館管理・委託料1億4,575万円。主事の採用は、町内の回覧などにより公募をと指導している。
介護保険:もっと知って!みんな使ってね!
Q: なぜサービスを限度額いっぱい使わないのか。
A: 1割負担が大変?使いたいサービスがない?限度額に対する利用率は、平成12年度35%、13年度40%と伸びてきていることから、今後も伸びが期待できそうです。
Q: なぜ豊橋の介護保険は、利用が低いのか。
A: 認定を受けても利用しない方は25%ありますが、その大半は家庭内で解決していたり、入院となった方のようです。。


 介護保険は、皆さんの声を受けて、利用量やメニューがカウントされ、施設やサービス事業者の供給量との兼ね合いで「計画」が進められます。介護保険制度3年目の今年、制度見直しの年を迎え、昨年11月、12,209人対象にアンケートが実施されました。(回収率73.5%)
《保険者=市に臨むこと》
(1)もっと介護保険のサービスPRを。
(2)2年間の利用実績を根拠に豊橋の特徴を洗い出し利用拡大を図ること。
(3)郵送によるアンケートの限界をできるかぎり「実態」把握の会で補うこと。
(4)利用者や家族の不満や満足を計画的に生かすために、安心して住み続けるまち・豊橋の具体像を!
(5)届いた市民の声を積極的に公開して生かすこと。
皆さんのなんでぇ~にお答えします。 最終処分場・今
 豊橋市は、中核市になった時、「産廃問題」を県から引き継ぎました。今、「豊橋市産業廃棄物適正処理指導要綱」を定め、環境行政を進めています。処分場設置の際、許可要件に<住民同意>を要綱で求めているとして、環境省は豊橋市に要件緩和を求めてきています。全国で最終処分場の残余年数が3.7年(2000年4月現在)と、厳しい状態が背景にあると言われます。
(最終処分場の種類:(1)安定型(2)管理型(3)遮断型)
Q: 豊橋市は、産廃銀座って言われるけど、いったい最終処分場はどの位あるの?
A: 申請中・・・安定型2
計画中・・・事前協議中の管理型1
稼動中・・・安定型10、管理型7
廃 止・・・安定・管理型25(最近10年)  ※産業物対策課が把握している数値
Q: 安定型処分場は、どこが問題なの?
A: 安定5品目といわれるものだけが対象ですが、その他のものが混じることは、絶対に避けられません。とくに5品目中の廃プラスチックには問題があります。埋め立て後にも、有害物質が溶け出し、空気、土壌、地下水汚染の原因となっていると言われます。国が安定型を認めていることが問題と、全国の自治体も指摘しています。
Q: 管理型なら心配いらないでしょ?
A: ゴムシートを敷いた上に埋め立て、土を重ねながら積み上げていく。汚水や雨水は集められて処理するため、環境への配慮がされています。が、全国でゴムシートが破れる事故が続いています。管理型は、埋め立て終了後の一定期間に汚水・土壌などの条件がクリアーすれば、そのごの責任を問われない仕組みになっています。
Q: 海や山への不法投棄が増えています。どうして対策がとられないのですか。どこに管理責任があるのですか?
A: 電化製品などは売値のなかにリサイクル代を含めることが必要です。製造過程で発生する産廃の問題も解決することになるのに、国は企業負担が増えることを進めず、環境汚染を増大させています。自治体が処理費用の肩代わりをすることはNO!また、とてもとても大きな問題が、全国に広がっています。売ったつもりでも法的に権利が移っていなくて産廃だけが残された地主さんも・・・。土地を貸したりすれば、その後の管理や監視の責任も地域の問題。ごみの最終処理は、地主の責任なのです。
Q: 全国で原因が分からない症状を訴える人が増えています。地下水、大気の汚染は、目に見えず、ジワジワと進むので、対策が後手に。私たちに、一体何ができるのでしょうか。
A: ごみ問題について皆で努力すること。不法投棄や産廃のマップを作ること。各地の情報を手に入れること、が大切です。とよはし市民会議は、ダイオキシン・処分場問題東海ネットワークの会員として、全国情報も入手し、学習会など開催してきました。。
おさそいのお知らせ
松居直(ただし)氏講演会「絵本・ことばのよろこび」
 日時:4月6日(土)13時~15時
 場所:豊橋市民文化会館ホール(向山大池町)
 会費:1,000円
 主催:まどか文庫(30周年記念事業)
※ことばと子どもに関わるすべての皆さんへ!私たちが大切にしたい「言葉」についてのあったかいメッセージがいっぱいです。
このページの先頭に戻る
トップページへ戻る

掲載の記事・写真の無断転載は御遠慮ください。