て~ぶる27号 ( 2007.10.8 )
  皆さんと行政の協働「て~ぶる」となってまちづくりを進めるとよはし市民会議
丸てーぶるて~ぶる題字
No.27
〒440-8501
豊橋市今橋1 豊橋市役所7階
とよはし市民会議
9月定例市議会 本会議&委員会
とよはし市民会議とは・・・
1995年結成の一人会派、通算4期13年目●「子ども・図書館・環境・健康」を中心に、まちづくりを進めてきました●協働、節税、市民満足度向上をこれからも目指します!●最新情報「子育て支援」は、保育施設での支援、つどいに広場に続き、乳幼児の家庭現場への訪問支援「ホームスタート」が必要と考えます●「豊橋子ども条例」制定に向け情報収集・視察を続行中●地球温暖化ストップのため、空き店舗利用で昭和30年代の暮らしに学ぶ活動に参加●市議会報告「て~ぶる」を年4回、は政務調査費にて発行・新聞折込みさせて頂いています。
連結質問を施行 大気汚染・アスベスト対策
■一般質問
1 中核市豊橋の図書館整備について
質問 PFI、指定管理者制度検討に際して「自己評価」「外部評価」に取り組む考えは?
答弁 他都市の状況を検証し、図書館協議会でも議論する。
とよはし市民会議のコメント:
「評価」への考えは答弁なし。館長の諮問機関である図書館協議会の役割は増大の一途。現在週2日勤務の「館長」の改善を早急に。12月議会で改めて「図書館問題」を質問予定。
2 風力発電への市長意見書について
質問 意見書が建設「承諾書」扱いとなることへの認識は?
答弁 基本的な考えを示したもので、事業推進に大きな影響を与えるものとは理解していない。
□表浜の風力発電所計画最新情報
事業者の補助金申請に対し、エネルギー庁は不採択に。
地震国で、住居が密集する海岸沿いには、原子力や風力発電所の立地問題が多く見られます。安心と安全、節電にはとにかく、節電・節電・節電、の徹底を。
□風力発電国際状況 ~英国発「風車の騒音と健康」
アマンダ・ハリーの著書の翻訳と共に、貴重な情報が鶴田さんから届きました。2005年から隔年で開催されている風車騒音の国際学会が、今年は9月に仏国で行なわれること、また、風車先進地のデンマークでは、陸上の風車建設は法律で禁止されているとか。風車から400m離れたところの健康被害など豊橋の状況とぴたり重なります。「風力」活用の第一は涼風を取り入れる生活スタイルから始まります。
3 大気汚染(産廃焼却炉・光化学スモッグ・松の農薬散布)と子どもの健康について
地球温暖化防止は身近な「大気汚染」から着手すべきです。質問を通して、産廃焼却炉のさらなる監視体制の充実、緑地の松への農薬散布全廃に向けた課題に官民で取り組むこと、光化学スモッグによる子どもの健康被害への対策を求めました。
質問 高師緑地公園の松枯れ防止への農薬全廃はできないか。
答弁 松枯れの多少は散布回数、薬剤の変更、気候変動など、原因判断は難しい。直ちに全廃の考えは今のところない。過去5年間、松枯れで抜倒した本数は業者報告によると、平成14年度14本、平成15年度75本、平成16年度39本、平成17年度51本、平成18年度103本となっている。
とよはし市民会議のコメント:
農薬散布年3回のところ、平成18年度からは2回になったことで松枯れが進んだ?それが松くい虫によるものかどうか、徹底した調査が必要です。
□松が枯れるのは?
大気汚染が一番の原因では?渥美半島では農薬散布が行なわれていたにも関わらず、松枯れが広範囲に進行中。枯れた松の抜倒が進むと、「証拠」がなくなります。松に代わって「風車」が林立しています。
□農薬でマダラカミキリ駆除に効果があるのか?
マツノザイセン虫を寄生させるマダラカミキリは松の新芽を食べます。だから、農薬散布には、高所作業者が出動するのです。これらの費用対効果&環境負荷の検証が必要です。
質問 高師緑地公園を大気汚染の生態系について学び、実践する市民協創公園に!
答弁 引き続き、健康・松の管理について勉強していきたい。
「豊橋市弓張山系における松喰虫駆除のための空中農薬散布による脂肪昆虫調査報告書」「豊橋市弓張山系における松喰虫駆除のための空中農薬散布による死亡昆虫調査報告書 付・松枯れ探求」宗川元章(三河生物同好会会長)1975年
手書きガリ版刷の貴重な資料です。図書館の閉架書庫にあり、特別の封筒入りで借りました。30年前宗川先生が発信された「環境保全」の考えを改めて読み直しています。農薬散布(1970年代にスミチオンの空中散布)された際の昆虫の被害記録から、学び継ぐことをすぐに始めたいと思います。
■補正予算委員会
1 大気汚染自動測定機3大購入690万円について
答弁 光化学スモッグ測定地点が5箇所に増加。
光化学スモッグ警報とは・・・
大気中のオキシダント濃度の1時間値が超えると県が発令するものです(予報:0.08ppm、注意報0.12ppm、警報0.24ppm、重大警報:0.40ppm)。
車や工場、焼却炉の煙突などから出た窒素酸化物や炭化水素が大気中で太陽の光に当たることでオゾンからなる光化学オキシダントが発生します。農作物、樹木への被害はすでに1970年代から発生。ことに子どもへの影響は大きく、生涯にわたることから、早急な対策が必要です。海を超えて市外から、国外からも飛来します。まず身近な汚染である歩きタバコ1本からの注意を。できる限り汚染物質を「出さず」「受けない」環境監視&環境保全にこそ、もっとも力を入れるべきです。
□始まりは・・・
6月27日夕刻、南部地域の表浜周辺一体の小中学校の子どもたちが、体調不良(咳、のどの痛み、胸の苦しさなど)を訴えました。
県発表によれば、豊橋と田原で小中10校計771人(教職員4名含む)に上りました。27日午後3時光化学オキシダント0.127ppmを検出。健康被害は2年ぶりです。被害者が100人を超えるのは1975年以来とのことです。
オキシダント測定で問題解決とはなりません。
測定値による環境監視とともに、日常的に大気への関心を!
酸性雨の測定、電力使用を減らす、生ごみ堆肥化、燃やすごみを徹底減量など、身近で、できることから、どんどんやってみましょう。地球温暖化ストップになります。
□今後の課題は・・・
地球温暖化対策は年限付の数値目標に義務化を伴ってこそ、「地球」への感謝と持続に向けた「愛」となる。昨年の愛知万博の願いは、ここにあったのでは?地球存続の最終段階を認識すべき時です。
1970代以降の技術革新で便利な生活は、公害や過労死を伴って実現したことを忘れてはなりません。家族・地球から、「子どもと一緒に&子どものための=持続的な環境行動」提案を。節電、節水の徹底は相当可能です。昭和世代の私たちから、どんどん発言し、次々に行動を!
2 15市民館アスベスト対策2,150万円について
質問 全量6㎥のアスベストの除去、処理費、パーライト仕上げの経費など、工事着工までは労働基準監督署、県知事への申請を市は発注者として行なうが、元請から下請けのフォローは?特別管理廃棄物のアスベストが静岡県呉松の最終処分場で問題となった事例(*)の情報は?
答弁 呉松の情報は入手している。
(*)埋立の際、梱包されたアスベストを「手作業」で下ろさず、周辺に飛散させたなど
□「株式会社ミダックの産廃焼却炉建設反対」2件の陳情文書から
二川・南部方面で林立しているる産廃焼却炉による大気汚染から健康を守るため、住民の皆さんは炉建設に反対されています。ミダックは浜松市呉松町でのアスベスト問題などがあり、住民から不信感を訴えられています。行政は24時間の操業チェック体制の完備・徹底した汚染源特定で、安心・安全対策の確立を!
■平成18年度決算特別委員会
1 上水道
質問 県水依存率は、平成17年度決算61.4%を受け、平成18年度予算では61.7%と計画したが、実際は63.46%に増加。(平成19年度予算64.0%)県水依存がより明確になった理由は?
答弁 水質悪化による取水制限で自己水が減少したため(899.285㎥。今後、70%まで県水依存を想定している。
とよはし市民会議のコメント:
「節水型社会定着により水需要増加は期待できない。」(報告書35頁)でも県水は別なのでしょうか?
2 下水道
質問 三ツ相町地内他のアスベスト対策853.2㎡に3,130万円の工事費について、最終処分場の確認は?
答弁 撤去工事2,300万円、処分費268万円、仕上げに561万円。30㎥のアスベスト含有吹き付け材を回収し、0.15mmのビニール袋に梱包、特別管理産業廃棄物として埋立処理する。(市内業者→名古屋の下請け→岐阜・寿和工業の最終処分場)7回の搬出を追跡、マニフェスト、写真で確認。
3 市民病院
質問 DPC制度(*)導入で3億2千万円の増収。コンサル料金の支出はどの位か?
答弁 診療比較できるシステムを持っており、平成17年度にDPC導入システム整備、厚労省提出書類作成委託料以外に平成18年度コンサル料金の支出はない。
(*)DPC方式「包括評価」。薬の量や検査の回数の合計の「出来高払い」から、病名一日ごとに定額の包括評価(投薬・注射・入院)と出来高(手術・麻酔等)を組み合わせて診療費を計算する方法。
とよはし市民会議のコメント:高齢者が必要な医療を受け安心できる方式か、注目。
とよはし市民会議:温暖化ストップ支援事業 
「大根プロジェクト」
大根プロジェクト生ごみを石油で燃やさず~太陽光で堆肥に~
床材用の籾殻をライスセンターで入手。50袋に詰めました。4年間で13回実施、200ケースを堆肥化に成功。毎日ごみを即処理、完熟堆肥を花と野菜に還元と、良いことばかり。少々の共同作業で、健康な汗の楽しみ付きです。
「昭和30年代風まちかどづくり」
ありがた屋人と人をつなぐ~遊びのあるまち~
見ている子も参加しているのです。空き店舗の活用で、子どもたちのたまり場ができました。シャッター通りと嘆かずちょこっとできること、やってみませんか。楽しい時間が「省エネ付き」で戻ります。
渡辺 則子
(とよはし市民会議 代表)
(建設消防委員会 委員)
市役所内で情報収集中。
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