議会レポート4号 ( 1996.5.3 )
あなたの1票で 議会を変える まちが変わる 暮らしが変わる
No.4
(1996.5.3)
■ 5本柱を中心に市民の知恵で100の提案を!
~市制100周年にむけての10か年計画~
 散り惜しむ桜に若葉が重なる春、議員活動1周年を迎えることができました。これまで5回の議会(5、6、9、12、3月)を通して、『市民』の声を生かす道筋に、さまざまな問題があることもわかってきました。一人の議員の活動は限られていますが、35万分(豊橋市の人口)の44(議員定数)の1としての可能性を実感できる2年目を、めざしたいと思います。
 皆さまからいただくご意見やご提案を、今年はとくに地域のネットワーク(=市民参加の輪)として、施策につながるよう働きかけたいと、おおいに意欲を燃やしています。
 健康で楽しく活動に専心させていただくことができましたのも、皆さまのご支援によるものと感謝しています。今後ともいっそうのご指導と、お力添えをよろしくお願いいたします。

(1) 「豊橋版エンゼルプラン」に一言あり!
子育て支援のために在宅乳幼児をふくめた総合的な子育て環境を考える“豊橋のこどもプラン”の策定を。
(2) 学校図書館に専任の人の配置を!
自ら学ぶ喜びの発見をどの子にも。
優しさ(人権)暖かさ(ヒューマニズム)ひとりひとりを大切に(民主主義)。
(3) 地域共生型の生活リハビリセンターの設置を発想の転換で!
金のかからぬ福祉にこそ、必要な鐘を惜しみなく。
(4) 梅田川を多自然型河川に!
今すぐできることがある、今やらなければと立ち上がる時。
(5) 市政の総点検のチャンス!
『市民の立場にたって考える、施策の要・不要を。
               
まんまの会にて
自主活動13年目にはいった
まんまの会にて
《 のりこの提言:ソフト化時代にむけて 》

 行政の姿勢を、市民に伝える努力は十分か
 市民の声を、行政に生かす努力は十分か
 今いちど“サービス”について考えよう

■ 3月議会はなぜ大変か よーくわかりました。
 ´96(平成8)年度予算審議と2条例(公文書公開条例/環境基本条例)を中心に、ご報告します。
 健康第一をこころがけて臨んだ3月議会。連続2週間の予算審議(予算特別委員会)をはさんでの本会議前半は《一般質問》に全力をそそぎ、後半は十分にが議案がかみくだけぬまま《採決》に入り、いくぶん悔いがのこりました。また1か月間の議会への力配分がうまくできず、議会が閉会したのに、夢の中で議会(委員会)質疑を一週間続行。心身の緊張がとけ始めたのは、さらにその1週間後でした。
▽予算委員会での質問の一部
◇公園整備費:北島河川敷広場←市民の要望をどのように取り入れ、生かしてきたのか。
◇教育相談費:適応指導教室活動費←「麦笛ひろば」の学校に与えている影響や今後の課題について。
◇教育振興費:生徒用副読本←性教育のポンとをどこにおいてこの教材を選定したのか。
◇学校管理費:教育活動費←図書費増額の他に、新たな取り組みや、図書館での「人」の必要性は?
◇社会教育振興費:女性教育費←10回目の女性フェスティバルへの方針について
◇図書館費:管理運営←利用者増に対して今の職員数ではサービス維持に苦労があると考えるがどうか。
◇図書館費:行事費←図書館ボランティア育成に関する取り組みで特に留意していることは何か。
◇議案第20号:豊橋市公文書公開条例←請求する権利だけでなく、知る権利が保障されていない。
◇議案第26号:豊橋市環境基本条例←基本計画策定に市民の参加をどのように考えているか。
▽『豊橋市公文書公開条例』を活用しよう
 市民・生活者の立場にたった、より民主的な行政・市政を実現するためには、情報公開は基本的なものです。豊橋市では先の3月議会でようやく条例化が決定し、この4月から施行されることになり、まもなく実施に移されます。
 条例では、「開かれた市政を推進し、もって市政に対する市民の理解を深め、市民と市との信頼関係及び協力関係の増進に寄与することを目的とする」としています。
 行政の情報を知ることは市民の基本的権利です。この制度をどんどん活用して、市政の動きをよく知り、しっかり監視するとともに、まちづくりに積極的に参加したいものです。だれでも、気軽に使いやすい条例がはやく実施される必要があります。
▽『環境基本条例』制定、市民参画の『環境基本計画』を
 モノの豊かさや便利さを求めて進めてきた開発や経済優先の発展の結果、身近な地域生活だけでなく、地球規模で環境問題が深刻化しています。豊橋市では、「人と自然が共生できる恵み豊かな環境を創造し、将来の世代に継承していくために」環境基本条例が制定されました。環境保全についての基本理念を定めたもので、私たちの生活のあり方を考えるうえで、たいへん大事なものです。
 これを具体的に実現するために『環境基本計画』の策定がおこなわれます。計画づくりには、広く市民が参画することが基本です。
 いろいろな意見や要望をはっきりと提案していきましょう。
▽たばこのこと:本会議場では禁煙。委員会室は審議・休憩時間も喫煙所と化す。
 予算特別委員会2週間の審議記録は大学ノート3冊になり、間接喫煙の記録(私の目耳鼻喉センサーキャッチ分)は、206本。同じテーブルの3議員の喫煙自粛協力に感謝。図書館は全館禁煙(喫煙室あり)になり、新庁舎も分煙に配慮とのこと。公共の場での喫煙について、弱者の立場を主張しなくては。本来議論しなくてはならぬことは他に山積しているはず。いったいどこで議論しているのでしょう。煙にまかれぬように用心用心!
《提言》
(1) 530運動にそって、自分の吸い殻は自分で始末
(2) 分煙マナー(休憩中には廊下で喫煙)の徹底を。
■ のりこの一般質問
1 水問題について
(1) 水資源開発型から節水型社会への転換など水問題の対策の基本的考え方について
(2) 水源基金が使われた事業、その実績と評価。
(3) 自己水源の確保の取り組みと今後の対策。
(4) 節水型機器(節水コマなど)の普及や排水処理水の循環利用、農業用水の有効利用等、節水対策の取り組み。その効果の評価と今後の対策について。
(5) 市に移管される乳幼児の検診等の諸業務の効果的・効率的な実施のための対策
2 環境行政について
(1) ユーレックス方式の焼却炉システムや530運動の実態に関する評価について
(2) 焼却、埋め立てによる処分型のごみ処理から資源循環型への転換が課題になっているが、どのように考えているか。
(3) コンポストについての今後の考え
(4) 「ごみを制するもの」の中に「市民」がどのように位置づけられているか。
(5) 焼却炉更新の時期延長に当たって、新年度の課題は何か。
3 教育行政について
(1) 教師の資質向上のための研修とその対策
(2) 不登校の子どもも理解も「あるがままを認める」方向に進んでいるが、子どもたちの健やかな成長を考えるとき、地域の連携で問題になることは何か。
(3) 「いじめ」には人権の学習が必須と考えるが、研修、授業の場で、どのような学習機会の配慮が行なわれているか。
・教師の時間的ゆとりを多くするために、出張を減らし、会議の精選を積極的に行い、教師が子どもと活動する時間を多く持てるよう徹底をはかっていきたい。
・学校開放については、施設開放と交流活動を進め、PTAの中で教育問題を話し合う場を設定。教委・教師・保護者と教育問題を語る会を充実していきたい。
4 市民に開かれた市政について
(1) 審議会等の各種委員会の編成の方法や委員構成を一覧表にして市民に公開するか。
(2) 審議会等の各種委員会における女性委員の実態と登用について。
・男女共同参画をめざし政策方針決定の場に女性が積極的に登用されるよう、女性人材育成事業を新規に取り組んでいる。
■ のりこの活動日記
1月
6日 まどか文庫
7日 消防出初め式(岩田運動公園)
9日 まんまの会
10日 No7議会報告会(東部地区市民館)
11日 図書館を考える会(ははこぐさ)に参加
12日 No8議会報告会(南大清水の奥村さん宅)
13日 No9議会報告会(まどか文庫)/まどか文庫
14日 第109回図書館おはなし会(天福地福祉)/No10議会報告会(向山文化会館)
15日 成人式(栄小学校)
16日 市民講座打ち合わせ
17日 学校図書館関係で小・中学校訪問、図書館側と打ち合わせ
18~19日 南部市域を考える会視察(横浜・八王子)
20日 ピープル1月例会に合流/まどか文庫
22日 東部保育園(田原)で講演/小学校・図書館訪問
23日 愛知県庁視察(教育委員会・青少年婦人室)
24日 市民講座:北村幸子氏『子育て・教育・図書館』
25日 ごみネット打ち合わせ
26日 女性会館利用者懇談会/めろんの会(ライフポート)
27日 市川財団セミナー参加「行政手続法」(東京)
29日 教育委員会との懇談会:“学校図書館”(6名参加)
30日 教育長と懇談
2月
3日 まどか文庫
5~6日 第4回「女性を議会に」NW合宿(名古屋)
8日 山口みつ子氏講演会「女性参画50年」(東海市)
10日 読書会交流会・集い講演会大呂先生(図書館)/まどか文庫
13日 給食調理場見学(西部→東部→北部)
14日 議運/学習情報ボランティア養成講座参加(図書館)
15日 おはなし会打ち合わせ(まどか文庫)
16日 議員総会/厚生経済調査会傍聴
17日 図書館利用者懇談会/まどか文庫
19日 予算説明(財政課)/生活学校地域研究交流集会に参加
20日 予算説明(スポーツ課・図書館)/管理者研修に参加
21日 訪問:佐々木慎一先生(技科大)/資源化センター、環境事業部
22日 予算説明:高齢福祉医療課、福祉企画課、児童福祉課、障害福祉課、企画課
23日 議運/福祉部長との懇談/めろんの会
24日 まどか文庫/校区社体の懇親会
26日 予算説明:教育委員会・都市計画課/南部市域を考える会
27日 予算説明:建築部・動植物園/万場調整池・高塚最終処分場
28日 ごみネット朝の会(ライフポート)/予算説明:土木課/行政課での話し合い
ごみネット夜の会(カリオン)
29日 議運/予算説明:環境事業部
3月
1日 本会議1日目
2日 まどか文庫
4日 一般質問締め切り/懇談:環境事業部ごみ減量部/予算説明:保健環境部
6日 議運
7日 本会議2日目
8日 本会議3日目(一般質問)
9日 第3回まんまの会バザー/まどか文庫
東三子どもメンタルネット講演会「思春期の性と生を考える」(山本直英氏)
12日 予算特別委員会/議運/糸賀雅児先生講演会(田原)
13日 本会議/予算特別委員会(議会費・総務費・民生費)
14日 予算特別委員会(衛生費・労働費)
15日 予算特別委員会(農林水産業費・商工費)
16日 豊橋臨床心理研究会/南部中校長先生勇退祝賀会/まどか文庫
18日 予算特別委員会(土木費・消防費)
19日 予算特別委員会(教育費・災害復旧費・公債費)
21日 予算特別委員会(条例・単行案)
22日 予算特別委員会(特別会計・企業会計)/めろんの会
23日 まどか文庫
25日 障害福祉課、保健年金課、社会教育課での情報収集
26日 議運/まんまの会/市政調査費報告書ガイダンス
27日 まんまの会/豊橋市女性団体連絡会/本会議(最終日)
28日 市民病院・看護専門学校竣工式
29~30日 鳳来町(大島ダム建設現場)/設楽町(桧情報収集)
4月
2日 まんまの会
3日 まんまの会/春休みおはなし会(ゲスト:下沢いづみさん)
4日 海上の森へ(平野さん提案“まどか自然サークル”活動)
5日 事務局会議(5~8月の活動計画について)
6日 まどか文庫
7日 「童里夢」のバザーへ/学校図書館講座打ち合わせ/ヤモリクラブの講演会(坂本宗久氏)
9日 まんまの会/市政調査費報告書提出/年金課・福祉課
10日 まんまの会/浜松・豊橋交歓読書会の話し合い(図書館)/L・コバレフスカヤさん講演(カリオン)
11日 環境保全課:環境条例について
12日 世界人形劇フェスティバルの打ち合わせ/「市川房枝と女性参政権50年」講演会・久保公子氏(豊明市)
13日 まどか文庫
14日 第六方面隊結隊式(福岡小)/梅田川堤防沿いに(高師~二川)自転車で/消防栄分団の懇親会
15日 おはなし会打ち合わせ/市役所まわり(福祉関係)
16日 まんまの会
17日 世界人形劇フェスティバル打ち合わせ
18日 No11議会報告会(東部地区市民館)
20日 ピープルミーティング/歓送迎会(栄小)/No12議会報告会(まどか文庫)
第2回市民講座「学校図書館に必要な人とは」(半田市の坪田彰子さん)
21日 No13議会報告会(文化会館)
23日 まんまの会/No14議会報告会(カリオン)/塩見昇先生豊橋講演打ち合わせ(名古屋)
24日 No15議会報告会(富士見校区市民館)/蒲郡親の会
25日 豊橋臨床心理研究会
26日 もぐらパーク竣工式/学校図書館要望書まとめ会/めろんの会
27日 植物園オープン式典/ピープル会合/岐阜相談室オープン祝会
28日 第118回図書館おはなし会(おいしいおかゆ・こすずめのぼうけん)
29日 議会&活動だよりNo.4作成着手
30日 後援会総会準備

【編集後記】
・散り始めた花に混じって、落ち若葉が目立つ初夏。自然の持つバランスとこの共生力。
・これからの10年、憲法(平和)、教育(人権)、環境(生命)、子ども(希望)について、私たちの今までの活動の質と力が問われています!いよいよ[市民]が動きだすとき。
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